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冷熱システム製作所 インタビュー グループリーダー編①

グループリーダー①

品質管理だからこそできる技術革新がある

グループリーダー①

品質管理だからこそできる技術革新がある

冷熱システム製作所(和歌山地区)
空調システム製造部 品質管理課 2005年入社 奥田 僚
※所属はインタビュー当時のものとなります

責任と誇りを胸に品質を守り、向上させる

私のグループでは、ビル用マルチ室外機やチラー、給湯器、ファンモーター、アルミ扁平管熱交換器 、分流コントローラーなど、さまざまな製品の品質管理を担っています。業務については、良品をつくりあげていくためのフロントローディングから製造工程の内容確認・検査、出荷後の市場対応に至るまで幅広く対応。営業や設計、ロジスティクス、総務など、社内外の多くの人と関わりながら業務を進めていきます。

例えば、市場データをもとに不具合の原因を究明し、設計開発に対して仕様の検討をお願いすることもあります。コストやリスクの兼ね合い等もあり、思惑通りにいかないことも多々ありますが、遠慮せずに主張することも大切。私たち品質管理からの提言が技術革新に繋がり、市場を変えたケースも少なくありません。

ある事例では、ガス漏れの不具合を分析した結果、設計仕様や加工のばらつきに問題があることが判明。設計開発と掛け合い、配管の形状から変えたことで不具合を0%近くまで抑えることに成功しました。

私たちの役割は、安心安全にお使いいただける良品をお届けすること。ときにはタフな対応が必要な場面もありますが、それが結果として品質の向上に繋がったときは大きなやりがいを感じます。

DXで品質管理の革新に挑む

不良をなくすことをミッションに掲げる私たちが、その実現に向けて取り組んでいるのがデジタルトランスフォーメーション(DX)です。これまではペーパーなどアナログな手法で管理していたものをデジタルで管理できるようにすることで業務革新や分析能力の向上等を目指しています。
私たちが扱っている空調機器は、冷媒ガスという不安定な流体の制御が必要です。冷媒は温度や圧力等、周囲の環境に影響を受けます。

製造ラインにも空調はありますが夏と冬では温度帯が変わるため、データを取るとばらつきが出てしまうんです。そういった工場のシステム自体も含めて改革に挑んでいるところです。また、日々の業務においてもPower AutomateやPower BIといったツールを積極的に導入するなど、働き方にも変化が現れ始めています。

品質の向上には人の質の向上が不可欠

コミュニケーションが多く発生するポジションのため、お客様対応や不具合対応の経験等をお持ちの方が適任です。他業界での品質管理経験者はもちろん、お客様と直に接するフィールドエンジニアやサービスエンジニアの方も向いています。デジタル化に向けた改革が進んでいることもあり、新しい環境への適応能力や、業務のベースとなるQCや工程能力等の知識も必要ですが、それよりも重要なのが不具合を楽しむ力です。不具合をネガティブに捉えるのではなく、原因究明に面白みを見いだし明るくポジティブに取り組める方を求めています。

また、もうひとつ重要なのが思いやりです。お客様のことを思いやって製品をつくる。ビジネスパートナーのことを思いやって仕事をする。一人ひとりが思いやりや優しさを持って協働することで人の質が上がり、結果として製品の品質が上がると考えます。組織としても、人のために何かをやってあげるという行動が当たり前に起きる環境にしていきたい。毎日ひとつでもそれが1年、10年と積み重なっていくことで、人の質は大きく上がります。私たちは機械ではありません。デジタル化が進んでも、常に人に重きを置いて品質の向上に取り組んでいきたいと考えています。